随分と先の話、訪れる可能性の未来――


生存競争に勝ち続けた人類は自らの果てへ到達する


――その時代、全てが戦場だった。



あらゆる環境下で生存する術を得た人は


  「なんでもいい仕事を紹介してくれ」
  「ここは酒場、注文が先よ。新人君」
  「……そのなんだ持ち合せが」

  「ツケにしといてあげるわ。注文をどうぞ」




喰い尽くした地球を棄てて


  「弱者は去れ。戦場が穢れる」
  「くっ!たった一人に!!」

  「終われ――魂狩(ソウル・テイカー)




セカイに侵食して行く


  「アイツを知っているのか!」
  「まぁまぁ、まずは一杯」

  「ギブアンドテイク。当然だろう」




人々は好き勝手に惑星に寄生し


  「あいつらは戦の果てに達した廃人共だ」
  「あいつら?あんな化物が他にも居るのか!」

  「やつらを越えるにはどうしたらいい」




好き勝手に自分の国を建て


  「ほぉ〜お前さんがね」
  「奴らに対抗できる力をくれ!」
  「何故、力を求めるかは知らないが――」

  「――代価は命になるが宜しいかな?」




好き勝手に争っていた


  「お前が、管理者か!?」
  「初めまして、新人君。私のサクヤたんにちょっかいを出してるそうだね」
  「ぼっさとしてると……」

  「もう遅い。我による我の為の我が領域(ザ・ワールド)




生き残る為の手段だった戦争は


  「これで解ったか?お前じゃ足らないんだよ」
  「……くっ」
  「1週間。それで扱えないようなら――」

  「俺が、お前を、殺す」




意味も変わり果て


  「レオン!手を出さないで!!」
  「しかし、アリア様……了解しました」
  「これでもう邪魔は入らない。さぁ、お兄さん続きをしましょ」

  「後悔するなよ。小さなお嬢さん(リトルミス)




行き続ける為の目的と化していた


  「はははっ!愉しい、愉しいぞ!!壊れろ壊れろ!!!」
  「こんなトコでぇっ!!乱射してんじゃねぇっっ!!」
  「!?」

  「咎人が……己が罪擁いて滅せよ」




誰もが存在理由を探し求め


  「たった今から、ここ総帥は俺だ」
  「ふふふ。面白い仔ね」
  「ジョークかどうか……すぐ解らせてやるぜっ!!」

  「あらそう、なら受けてみる?私の槍を――」




肯定し、否定し――戦いを繰りかえす


  「やはり、貴様があの後継であったか」
  「アラク!!ここで全ての決着を……」
  「だが、貴様は危険すぎる。覚醒の前に……」


  『お前を倒す!!』
  『貴様を断つ!!』









戦いは終わらない
戦いは終われない







マジでヤルかは気分次第(マテ



企画/原案(共犯) バト  協力(共犯) 悪魔のパッソル
この話はフィクションです。人物、組織、場所、事件等全て架空の存在です。

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